c6e3feda.jpg久しぶりのオイル知識をお届けします。
このところ、バイク用のオイル”モトスペック”の粘度の選び方について、ご質問が増えています。
実は、MARS MARKETのHPでもご案内しているのですが(あまり見られていない??..苦笑....一応...http://www.mars-plan.com/です)、一度ここでも紹介しておきたいと思います(A.S.H. MOTO-SPECカタログより一部抜粋)。

注)あくまで、A.S.H.アッシュオイルのMOTO-SPECの粘度の例であり、一般的な判断とはならないかもしれません。

■5W-40
街乗りをレスポンスよく、軽快に楽しみたい250ccクラスのスクーターや、ショートストロークのマルチエンジンに最適なグレードです。エンジン内の抵抗を低減させ、効率よくパワーを引き出します。また、低粘度グレードで不安要素となる、ギアの耐負荷性能も十分に考慮、確保されています。

■10W-40
現代の高性能バイクのほとんどにベストマッチする最も標準的なグレードで、小排気量のシングル&ツインから大排気量のスーパースポーツまで、1年を通じて常に最良のコンディションに保ちます。

■10W-50
ビッグシングル・ビッグツイン、空冷の大排気量マルチなどにお勧めするグレード、潤滑性・冷却性・密閉性の高さにより、発熱が多く、ピストンクリアランスが大きいエンジンをオーバーヒートや油膜切れから守ります。各部のクリアランスが大きめの旧車もカバーします。

■15W-50
ボアアップ・ハイカム装着・高圧縮化といったチューニングを施した空冷ビッグボアエンジンで、レースやスポーツ走行などの過酷な走りをする場合の定番グレードです。また一般道では真夏の渋滞路や、長時間走行においても真価を発揮します。
'70年代以前のヒストリックバイクにもおすすめします。

以上です。

アッシュ MOTO-SPECには、価格が高い順に

FSE E-Spec -----100%エステル化学合成油
FS -----100% PAO+エステル化学合成油
VSE -----100% VHVI+エステル化学合成油
PSE -----部分エステル化学合成油

のラインナップがありますが、上記の説明は、これら4種の各粘度グレードを包括的に説明したもので、それぞれの効果は....やはり価格が高い順の差になります(どうしてもそれが世の常でして....汗)。

そういえば、「4輪用のアッシュオイルと、2輪用のアッシュ MOTO-SPECでは何が違うのか?」といったご質問も非常に多く聞かれますので、この場でもお知らせしたいと思います。

MOTO-SPECは、4輪用のオイルに、JASO(日本自動車技術協会)のMA規格に用いられる湿式クラッチの滑りを抑制したりする添加剤を加えたもので、これ以上の大きな違いはありません。
実際には、4輪用のアッシュオイルをバイクに使われている方も結構おりまして、私が知っている限りでは、それでクラッチが滑るというような症状は報告されておりませんが....一応、バイク専用ということでこういった配慮がなされているものがMOTO-SPECです。

重ねて余談となりますが、4輪でスポーツ走行を行っている方々の中で「バイク用のオイルの方が圧倒的に高回転で使われているので、サーキットを走るクルマにはバイク用オイルを入れるべき」という噂を聞いたことがります(私が直接聞いたわけではありませんので、本当にやっている人がいるのかは不明です)が、上で説明したようにバイク用は、クルマでは不要な添加剤が入っていますので、4輪用の方がエンジンに対する性能としては”純度”が高いのでは...ないか...と、思うのですが。

ほかにA.S.H.製品に関するお問い合わせなどございましたら、こちらからもどうぞ。
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