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今年のル・マン24時間レースも終わりました。
3台出走で大きく期待がかかっていたトヨタでしたが、残念ながら芳しい成績を残すことはできなかったですね。
万全の準備をいくらしてもいくらしても思い通りにならないのがル・マンなんですよね。
そんな中で勝利を引き寄せるのが上手いのがポルシェ....本当に強いです。

バブルの最盛期ではありますが、A.S.H.の開発者である社長と、私も同じ会社にいたころ、プライベートチームとして4回に亘ってル・マンに参戦していました。
最初の年こそ終始ドタバタでしたが、4年目は本当に「あの」公開できない「あの」タラレバが無ければ、優勝出来るところまで行っていたので(あ..どのチームもそうか?w)、悔しい思いをしたものです。

ま、それは置いといて...実はその舞台裏,ピット裏では、社長と二人で各チームの捨てたオイルのボトルからサンプルを集めていたのです。
ル・マンは世界各国からチームが終結しており、各チームが使用しているオイルも各国から集まってくるわけです。こんなチャンスはないと、サンプルを持ち帰って分析していたのです。
特に欧州チームから集めた結果には大きなヒントがあり、結果、今のA.S.H.のベースとなる高温での油膜の強さの根底になったのです。
既に四半世紀前のことではありますが、こんな方法で得たノウハウは未だA.S.H.の基軸となっています。

歴史を重ね、年々新しい技術をもたらしてモータースポーツとしての深さを増すル・マン24時間レース...。A.S.H.オイルもそうありたいものです。
(写真はPORCSHE公式HPより)