1883c58a.jpg本屋で懐かしい写真を見つけて、思わず雑誌を買ってしまいました!
三栄書房の「日本の名レース100選」って雑誌で、'89年4月に鈴鹿で行われた「世界スポーツプロトタイプカー選手権」を振り返る内容なのですが、なんとその表紙には衝撃的な復活1-2フィニッシュを決めた「ザウバー・メルセデス」の姿がぁ!!
...て、それは当たり前なんですが...、何にそんなに思い入れがあるかというと、フロントカウル真ん中にあるベンツマークなんです!

当時25歳、国内チーム(世界戦なのでエントリーは海外チーム名)で、雑用に行っていた私が、予選前に自チームマシンのカラーリングをしていると、なななんと、ベンツチームの監督が話しかけてきました(もちろん通訳はいた)。
確か「マークが見にくい」という理由で(ハイライトデザインのマークがついていたが、線が細くて確かに遠目ではベンツマークに見えなかった)あったと思いますが、とにかく「本番に向けて"黒ベタ"のスリーポイントを作って欲しい」と頼まれたんです!!
その夜、宿で手切り(当時、ほとんどのステッカーはカッティングシートを手切り)をして、決勝日の朝、ザウバーチームのピットへ持参すると、前日の監督が「お前貼ってくれ」と...。
このレースは、昔のル・マンでの事故で活動を長年中止していたメルセデスワークスの復活戦ということもあり、公式練習日より前の税関チェックの段階から、ピットのシャッターは固く閉ざされ、報道陣もカットされていたのです。
ピット内に入るなり、慌しく作業をしているチーム全員に「こいつオレの友達なんだ!これからこいつがスリーポイントを貼るが、サポートしてやってくれ!」(多分)なんて言ってくれ、なんだか、どうやって貼ったかも覚えていないくらい緊張しまくって、スペアを含む4つのカウルにマークを貼りました。
すると監督が、ピット内のシステムやら、マシンのコクピットやら、ご丁寧に説明してくれた挙句、ピットを出る時には持ちきれないほどのチームグッズを頂いちゃいました!
そして1-2フィニッシュ!...スポーツプロトタイプカーファンの私には、感激の一日でありました(おい!自分のチームのことは!?)。
しかも、さらに後日談...。
その年の6月、初めてル・マン24Hレースを見学に行ったのですが、ル・マンの街についてビックリ!
なんと街のアチコチにあるレース開催を知らせる看板やポスター、オフィシャルプログラムの表紙などが、鈴鹿のカシオトライアングルを1-2体勢で走るザウバー・メルセデスの勇姿だったのです!当然、そこには私が切って貼ったスリーポイントが....(写真がどっかにあったんだけどなぁ...)。
...なんて、表紙一つで私的にずいぶん楽しめました。三栄書房さんありがとうございます!(勝手に表紙の写真複写してごめんなさい)
しかし、昔のレースは盛り上がってたなぁ....しみじみ。