5986bdc5.jpg世の中には実に色々なオイルが出ていて、容器やカタログ、広告などを見ても、どれも良さそうなことが書いてあるし....。
化学合成油、鉱物油、エステル、VHVI....と、いくらベースオイルや配合されたものを列記されても、レシピだけ見せられて美味しいかどうかを判断しろって言われているようなもので(笑)、オイルの本当の性能を知るのは容易なことではありませんよね。

ただ単に「化学合成油」だからと言って、全ての製品の性能が鉱物油より優れている!...といえるのか?というと、混合させる添加剤の相性や温度管理、機関内に使われる材質への攻撃性など、かなりの幅でメーカー間にノウハウのバラつきがあるようで、一概に化学合成イコール”いいオイル”だと限りません。

それでは、どうやってオイルの良し悪しを判断すればよいのでしょうか?
少なからず「走る」ということに重きをおいている方々には、「油温」「油圧」と距離(時間)の関係を見ていただければ、最も判断しやすいと思います。
これには当然、油温計と油圧計を取付けることが必要ですが、もしどちらか一つということであれば、油圧計を設置することをお勧めします。

極端な言い方ですが、基本的には、油温が上昇すると油圧は下がります。
エンジン回転数を上げている時間が長くなるほど、油温は上がり、油圧は低下してくるのです。
油圧の低下は、エンジン摺動部(クランクシャフト・カムシャフト・ピストンなど)の油膜が薄くなっていくことにつながります。高回転で走る時間が長いスポーツ走行では、この油圧低下率をいかに少なくしてやれるのかが、”いいオイル”の条件となるのです。

恐らく、皆さんがクルマを使用する場合、通勤だとか、行きつけのサーキットだとか、ある程度、一定の条件で繰り返して走る場所があるのではないでしょうか。
その一定の使い方の中で、常に油温と油圧をチェックしつつ様々なオイルを交換していると、おのずとその差が分かってくると思います。

例えば、大抵のエンジンは、油温80℃を適正油温として設定して、各クリアランスなどが決定されているので、それ以上の温度となると、どんどん”熱ダレ”(熱によるパワーダウン)の方向に進んでいきます。そこで油温が80℃になった時に油圧計がどこをさしているか、また冷えた時にはどこをさすのか、それぞれの温度のポイントで指針の動きをじっくり観察し、同時に距離(ラップ数)などを頭に入れておくとよいでしょう。

最初はきっちりと油圧がかかっていたオイルでも、例えば3000〜4000kmで”ガクン”と急激に油圧が落ちることがあれば、オイルの中でポリマーが壊れ、飽和状態になってしまったことが考えられます(あまり良くないエンジンコンディションによっては、ガソリン希釈がおこっているのかもしれないので、一概に決め付けは出来ないのですが)。
以前にもご説明しましたが、A.S.H.の場合、粘度低下を引き起こすポリマー使っていないので(一部のオイルに必要最低限を使っていますが)、こういった”ガクン”という落ち方はしません。エンジンコンディションさえ整っていて、メーターを使ってチェックしていれば、毎日の通勤と月に1〜2度のサーキット走行会で、FSE E-Specを15000km交換なしで使っている方もいらっしゃるほどです。

メーターを付けることで、温度上昇の度合いの比較や、同じオイルのグレードの違いを試すことも出来ますので、色々な噂や、口コミに惑わされることなく、自分のクルマに合った、自分なりのオイル選びをすることが出来ます。やはり性能の違いは、感覚より数値がはっきりと物語るのです。
パワーアップや、動きが楽しいブースト計の取付よりも先に、チューニングの第一歩として油温計・油圧計を先に付けていただきたいものです。

先日、今年初のスイカを買いましたが、昔はスイカっていうと、店頭で散々スイカを叩いた挙句、瓜みたいな味しかしない「はずれ」があったもんですが、最近、「はずれ」にあたらなくなったのは、畑や出荷時から糖度計を使っていて、正確に甘さがわかっているから?....なんていうのはこじつけ過ぎですかね!?

A.S.H.オイル Web通販:http://www.mars-plan.com/